月末の自分へ

【第一章】ep8.ブラック営業マン_今いる場所で

今だからこそできることもある。

目次

立ち上がる

スタートラインに立った日の後、私は人生の目標を再定義した。

  • 将来の目標(何がやりたいのか)。
  • 目標達成のために必要なことは何か。
  • 目標達成のために今できることは何か。

今一度、自分自身に何度も問いかけた。

再定義をしながら、目標を達成している自分を想像し、心を沸かせた。

そして何のためにその目標を達成したいのか。目標を達成するための目的も再定義した。

私の場合は、その目的や目標が自分本位なものではなく、他人を巻き込むことで熱量高く、途中で投げ出すことなく続けられる。

皆さんも色々な目標を立てると思う。その都度、なぜその目標を立てたのか、その「目的」も是非真剣に定義して頂きたい。

そうでないと途中で軸がぶれてしまう可能性があるからだ。

ここまで読んで頂いた皆さんは、私の目標が何かすでにご存じだと思うので、ここでは詳細は割愛させて頂く。

私は、今の環境からの決別を心に誓った。

自分の目標達成のためには、営業職からの脱却が必要だと考えたからだ。

「立ち上がる時が来た」そう思った。

正直、約10年間、入社してから営業職しか経験してこなかったので、営業職以外の職種を経験することに違和感と不安もあった。

慣れた環境から未知の環境へ行くことに対するストレスも、正直言うとあった。だが、もう決めたのだ。突き進もう。

今でも思い出すが、その日の夜、歩いて営業所に行き、今までお世話になったことと別れを心の中で伝えた。とある日の土曜日だった。

まだ別れが決まっていないのに、何をしているんだという話だが笑。

そして私は、社内公募に応募する。

身体を整える

「身体は資本」よく耳にする言葉だと思う。

皆さんはご自身の身体とどれほど真剣に向き合っているだろうか。

正直、私は全く真剣に向き合っていなかった。好きなものを好きなだけ食べ、運動もしない、そんな生活を送っていた。

今まで20代という「若さ」でどうにか乗り越えていたことも、30代になるとそうもいかなくなる。体力がガクンと落ちるのだ。

人生100年時代と言われている中、先々のあらゆる波に立ち向かうには、健康でいる必要があると感じた。

今まで、営業で忙しいから仕方がない。そう甘い言葉を自分に言い聞かせ、環境に甘えていた。

そんな弱い自分から、まずは決別しようと決めた。

その日から、少しづつ生活スタイルの改善に着手し始めた。

ただ、言ってもまだソルジャー時代である。本当に改善個所は少しである。以下が主な改善個所である。

食生活の改善:コンビニ弁当を止め、スーパーの弁当に変更する。

規則正しい生活:夜は23時までには就寝。朝5時に起床し、30分間散歩する。

お恥ずかしい話、たったの2箇所である。

スーパーの弁当に変更した理由は、コンビニ弁当は食品添加物が多く、身体に良くないからだ。

なぜ自炊ではなく、弁当なのかだが、ソルジャー生活において自炊する体力や時間がなく、「レンジでチン」ですぐに食べたいからだ。

規則正しい生活は、「朝活」という新たなカテゴリーを私にもたらしてくれた。

とにかく、早朝ひとけがない中で散歩するとすごく気持ちがリフレッシュでき、頭がすっきりした。

考え事をするなら朝散歩が一番相性がいい気がする。

そんな感じで、少しづつ生活スタイルを改善していった。

詳しい話は、別のページで書いているので気になった方は是非覗いてみてほしい。

行動する

私は、社内公募に応募した。

社内公募とは、会社制度の1つであり、定期的に本社部門で求める人材を募集し、面接等を行い、合格となった社員はそこで働くことができる制度である。いい制度だが、募集人数は1名~2名と少なく、倍率は結構高い。

今まで社内公募の存在を知ってはいたが、忙しさを理由に一度も応募したことがなかったし、自分が受かるとも思えなかった。

しかし、今回初めて応募する私は、なぜか確実に受かる気がしていた。今思うと不思議である。

私は、目標達成のために必要なスキルである「マーケティング」の勉強ができる部署に応募した。

タイミングよく、学びたいスキル・やりたい仕事ができる部署が公募していたのだ。大げさに言うと、「呼ばれている」そう思った。

結果は、本当にありがたいことに「合格」。狭き門を通過し、希望の部署で働く切符を手に入れることができたのだ。

それと同時に、営業人生の終わりが決まった。

今まで辛い思いもたくさんした。何度も会社を辞めたいとも思ったし、歯を食いしばって耐えた日々も何度もある。

しかし、今の私があるのはそんな辛い営業経験をしたからであることは事実である。

営業という職種から多くの学びを得て、自分自身大きく成長することができたと思う。

そんな「営業職」に感謝と離れる寂しさを感じながら、次のステージで戦う準備を始めた。

当たり前のことだが、「行動する」ことがとても大切である。

自分のやりたい目標に向かって、行動することで何かが起こる。

環境のせいにしない。今いる場所でできることは必ずある。

この経験を通し、そんなことを学んだ。

それでは次回、「今思うこと」でお会いしましょう。

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